コーヒーの抽出方法による違いを知りたいです。
コーヒーの抽出方法にはどんな種類があるのでしょうか。
味・風味などそれぞれの違いを教えてください。
家庭でおすすめの淹れ方を教えてください。
本記事の内容
・コーヒーの抽出方法の種類がわかる
・自宅でおすすめの抽出方法を紹介
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コーヒーの淹れ方11種類を紹介
コーヒーの抽出方法(淹れ方)を解説していきます。
コーヒーの淹れ方は大枠で
- 透過法
- 浸漬法
上記2つに分けられその中でどんな器具を使うかによって分けられていきます。
では、詳しく解説していきます。
コーヒーの淹れ方は透過法・浸漬法に大分類される
コーヒーの抽出方法は大まかに2つ(透過法・浸漬式)に分けられます。
透過法がお湯をコーヒーに注いで通過させる方法。浸漬式がコーヒー粉を湯に浸して抽出する方法。
透過法はお湯の注ぎ方などで多少技術を要する淹れ方、浸漬式は湯に浸すだけなので誰でもできるお手軽な方法です。
世の中で一般的にベターなコーヒーの淹れ方は透過法です。
ペーパードリップってやつですね、やってみると味にばらつきでたりしませんか?
ここからは淹れ方についてとなります。
ペーパードリップ
日本で最もメジャーな淹れ方がこのペーパードリップです。
道具も安く手に入り手軽であることから、誰もが一度はやったことがあるのではないでしょうか。
家庭からカフェまで様々なところで使われているのですが、淹れる人間によって味が変わるのが特徴。
お湯の温度、淹れる時間、蒸らしなど、初心者が喫茶店の一杯と同等のものはなかなか淹れられません。
また、一口にペーパードリップと言ってもドリッパーには様々な形があり、きちんと淹れることができれば味わいも異なってくるんです。
ちなみに私も元コーヒー店で働いてはいましたが、そんなに美味しく淹れることができるとは思いません笑
一番メジャーながら、コーヒーの奥深さを知ることのできる淹れ方です。
コーヒーメーカー
スイッチひとつでお手軽に美味しいコーヒーが飲めるコーヒーメーカーはみなさんにとってもありがたい存在ではないでしょうか。
抽出の原理はペーパードリップと同じです。機械なので、常に一定のクオリティーを保って淹れてくれます。
最近コーヒーメーカーを買った人、購入を検討している方はご存知と思いますが、最近のコーヒーメーカーはすごいです。
自動的に豆から挽いてくれるのはもちろん、お湯の注ぎ方にこだわりがあったり、蒸らし機能がついていたり・・・(ハンドドリップの際に蒸らし工程があるのを機械が再現)
各メーカーともどれだけプロのハンドドリップに近づけるか試行錯誤しているので、美味しいコーヒーが飲めますよ。
ネルドリップ
ネルドリップは布のようなネルフィルターを使ったコーヒーの淹れ方です。
ちょっとあら目に豆を引く必要や、蒸らし時間をきちんととる、使用後のネルの管理がめんどう(洗剤であらえないし、乾燥させてはいけない)といった手間がかかる淹れ方です。
味わいの特徴としては、ペーパードリップで淹れたコーヒーではフィルターにコーヒーの油分が残るのですが、ネルドリップならきちんと抽出してくれます。
そのため、口当たりの良いリッチな質感のコーヒーが楽しめます。
初心者の方はペーパードリップに慣れてから試してみましょう。
サイフォン
見ていて楽しい淹れ方がサイフォン式の特徴です。
今までの淹れ方は浸透式だったのですが、サイフォンは浸漬式。
理科室にあるようなアルコールランプとフラスコのような器具を使って淹れるため、視覚的な楽しみもできます。
喫茶店などに行くとおいてあることが多いので、注目してみてください。
意外と安く買えるので家庭に導入することもできますが、コーヒーを知らない人からみたら怪しい器具がおいてあるだけですので、人当たりを気にする人はやめておきましょう。
フレンチプレス
こちらも浸漬式で、近頃はすっかり有名になったフレンチプレス。
誰でも簡単に淹れることができて、コーヒー豆の味わいをダイレクトに反映することができるのが特徴
紙や布のフィルターではどうしてもコーヒーの旨味が凝縮された油分をカットしてしまします。
フレンチプレスは金属製のメッシュフィルターのため、油分が濾されずにすべて抽出されます。
まずい油分もうまい油分も全て出るので、コーヒーの味が反映される淹れ方ということですね。
豆にこだわりたいという方はこの淹れ方がおすすめ
フレンチプレスについてもっと知りたい方は下記記事をどうぞ
エアロプレス
最近登場した(コーヒーの長い歴史から考えると)淹れ方がエアロプレスです。
お湯とコーヒー粉、器具があれば火を使わないので外出先などでも使える淹れ方。
浸漬式のため、誰でも美味しく淹れることができます。
コーヒー粉とお湯を撹拌したコーヒーに圧力をかけてフィルターで漉します。
大量にコーヒーを淹れることはできませんが、手早く淹れて後片付けも簡単なので、珍しいけど手に取りやすい淹れ方ではないでしょうか。
エスプレッソマシン
普通のコーヒーではなくエスプレッソを淹れることができるのがエスプレッソマシンです。
エスプレッソの特徴は通常より深煎りにしたコーヒー豆を細かく挽いて圧力をかけて抽出する点。
少量で濃厚なコーヒーを味わうことができます。
エスプレッソはマシンを使っても抽出にコツがいる淹れ方でした。
最近では家庭用で小型かつ初心者でも抽出できるものも多くありますので、一台あっても良いのかなと思います。
マシンでエスプレッソを淹れることができれば、派生系のカプチーノやカフェラテなども作れます。
来客にもよろこばれることまちがいなしですよ。
マキネッタ
エスプレッソの本場イタリアで家庭用のコーヒー抽出に使われるのがマキネッタです。
ポットの上中下が取り外せるようになっており、火に掛けることで、下に淹れたお湯が蒸気圧でコーヒー粉を通って移動することでコーヒーができます。
かなりアナログな仕組みなので、淹れるのにコツが必要です。
水出しコーヒー
暑い時期のお供として一般的なアイスコーヒー、作り方の一つが水出しコーヒーです。
麦茶を作る要領で水出しバッグにコーヒー粉を淹れて水に沈める方法や、専用のポットを使ったやり方がありますが、じっくり水で抽出する点は同じです。
お湯で入れたコーヒーを冷やすよりもまろやかな味になることが特徴です。
カフェに行った際に水出しコーヒーとアイスコーヒーの2種類ある場合があります。
どちらを選ぶのが良いのでしょうか。
あっさりしたコーヒーをごくごく飲みたい場合は水出しコーヒーを、キレのある濃い冷たいコーヒーを飲みたい場合はアイスコーヒーを頼むと良いです。
水出しコーヒーをたのんで物足りなかった経験が何度かあります。
イブリック
トルココーヒー(煮出しコーヒー)に使われるのがイブリックです。
柄のついた銅製のポットです。
イブリックにに水と極細挽きのコーヒー粉・砂糖を淹れて火にかけ抽出します。
抽出と言ってもコーヒー粉は下に沈殿するので、上澄みを飲む感じです。
トルココーヒーと呼ばれ名前の通りトルコで親しまれている飲み方です。
カップの底に溜まったコーヒー粉の形などで占いをするトルココーヒー占いという遊び方もあるそうです。
おすすめのコーヒーの淹れ方とは
様々なコーヒーの淹れ方を紹介しましたが、自宅ではどのような淹れ方が良いのでしょうか。
じっくり淹れたい人向けとささっと淹れたい人向けにご紹介します。
趣味の一杯を極めたい人向け
家庭でも極上の一杯を楽しみたいのであれば、ペーパードリップかフレンチプレスをおすすめします。
ペーパードリップは原点にして頂点の淹れ方。
何度も挑戦してあなたにとって一番美味しい淹れ方を探してみてください。
フレンチプレスは豆の味が一番楽しめる淹れ方です。
ちょっと良いコーヒー豆を買ってきて、普段のコーヒーと比較したりすると楽しいですよ。
もしラテアートに興味がある方は、エスプレッソマシンを買いましょう。
注意して欲しいのが、スチームノズルのついている機種を買うこと。
スチームノズルを使い蒸気で泡立てたミルクをエスプレッソに淹れるところがスタート地点です。
安価なものにはついていないことが多いので気をつけたし。
安いうえにノズル付きでラテアートもOKなためおすすめ
日々忙しいビジネスマン向けのおすすめ
忙しい方で美味しいコーヒーを飲みたい場合はコーヒーマシンがおすすめです。
ペーパードリップなどの手作業はどうしても手間がかかってしまいます。
忙しいとあまり触らなくなってしまう可能性大。
朝の忙しい時間にハンドドリップするよりも、コーヒーメーカーで時短するほうが満足度は高いはず。
また、最近のコーヒーメーカーはとても美味しいコーヒーを淹れられる機種が多いので侮れません。
ぜひこだわりの一杯を探してみてください。