ジャコウネコのコーヒーに付いて知りたい。
最近コーヒーに興味を持ち始めたのですが、世界一高級なコーヒーはジャコウネコのフンから取り出した高級と聞きました。
どんなコーヒーなのか教えてください。
素人でも購入したりすることは出来るのでしょうか。
本記事の内容
世界一高級なコーヒーはジャコウネコのフンコーヒーです
コピ・ルアクを買うことはできる?
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ジャコウネコのフンコーヒーが世界一高級なコーヒー
コーヒーに興味を持ったときに気になるのは、一番高いコーヒーや一番美味しいコーヒーなのではないでしょうか。
美味しいコーヒーはそれぞれの主観によるところが大きく、意見も異なるので複数種あるのも容易に想像できますが、一番高いコーヒーというのはそんなにないんじゃないかなと思います。
そんな皆が気になる一番高い(高級なコーヒー)であるジャコウネコのフンから取り出すコーヒーについて解説します。
ジャコウネコのフンコーヒーってどんなコーヒー?
ジャコウネコのフンからできるコーヒーが世界的に高級コーヒーである。
こういった話を聞いたことがある方も多いと思います。
このフンコーヒー、コピ・ルアクというのが名称になります。
コピ・ルアクはインドネシアの島々で作られています。
インドネシアはコーヒー生産国としてメジャーでコーヒー農園も多々あります。
農園のコーヒー果実を餌としているのがマレージャコウネコ。
彼らが消化できずにフンとして排出したものを洗って焙煎したのがコピ・ルアクです。
コピ・ルアクは実を一度消化というフェーズを得て生産されるので、貴重性があることと、独特の味わいが美味しいとされており、世界一の高級コーヒーと呼ばれています。
ちなみにフンコーヒーと言われていますが、我々の口に入るコーヒーとなる部分はフンに触れていないのでご安心を。
コーヒー豆となる部分は何層かの皮に覆われているため、フンが触れているのは外側の皮の部分のみ
そのためフンが口に入ることはありません。
なぜジャコウネコなの?
ジャコウネコはコーヒーの実の中でも熟した実を好んで食べるとされています。
食べたコーヒーの種は消化できませんので、フンとして排出されることになるのですが、消化・排泄の過程で酵素などの作用によりコーヒーの旨味、風味が増すと言われています。
我々が飲んでいるコーヒーはコーヒーの実の種子ですから、排出された種子を洗って外側の革を剥き、乾燥させてコーヒーとして飲むのがコピ・ルアクなのです。
もともとの発祥はたまたま見つかったというのが原点のコピ・ルアク。
インドネシアは当時オランダ領で、コーヒーの栽培をしていたが、インドネシアの人々は手を付けることができませんでした。
「なんとか自分たちも飲んでみたい」そう思った生産者たちは、ジャコウネコのフンから取り出した豆を用いてコーヒーを飲んだところとても美味しかったというのがルーツです。
コピ・ルアクはどんな味?
コピルアクはどんな味なのでしょうか。
飲んだ方の多くは独特な味わいという表現を使います。
ジャコウネコがコーヒーの果実を食べる際にコーヒー豆となる部分まで消化液が浸透するそうです。
そのせいで豆の発酵が進み独特の味わいになると言われています。
匂いはチョコレートのような甘い匂いですな、酸味苦味などは控えめな味わいだそう。
消化の過程でカフェインが飛ぶのか、コピルアクは普通のコーヒーに比べてカフェイン量が半分くらいになっています。
ぶっちゃけ美味しいのか美味くないのか、ということも気になると思いますが、美味しいという意見よりも微妙…だったり、値段ほどの美味しさは感じないという意見が多いです。
全体的に味は薄めなので、飲みやすいということは言えるでしょう。
また、フンの匂いがしないのかという点も気になると思いますが、ジャコウネコはコーヒーの果実しか食べないそう。
肉食ではないので、フンの匂いがきついゆえコーヒーも・・・なんてことはないです。
コピ・ルアクを買うことはできる?
ここまででコピ・ルアクについては、わかっていただけたと思います。
さて、飲んでみたいですか?フンだし辞めておきますか?
飲んでみたいという方もいると思いますので、入手方法などを紹介しておきます。
コピ・ルアクとは世界一高いコーヒーである
コピ・ルアクはおおよそ100g4000円くらいで購入することが出来ます。
コーヒー1杯あたり約10gほど豆を使用しますので、10杯程度飲める計算ですね。
ネット通販などでも購入可能ですので、割と手軽に手に入ります。
また、1杯だけのドリップバックなども売られていますので、割と手頃に手に入ります。
ただ、外で飲むと3000~8000円程度するケースが多いようです。
ホテルのラウンジなどで取り扱っている場合に8000円程度することがあり、喫茶店などでも3000くらいするとのこと。
物好きな方は試してみるのもいいかもしれませんね。
高級といってもそんなに高くないんじゃないか?と思った方もいるかも知れません。
理由としては、養殖的な形でコピ・ルアクが作られているため。
家畜のようにジャコウネコを飼いコーヒーを食べさせフンを回収するといったことが行われているそうです。(高く売れるから仕方ないのかもしれません)
コピ・ルアク誕生当初はもちろん野生のジャコウネコのフンを使っていましたが、現在は養殖物であることが多いです。(現在でも天然モノは売られています。値段は倍くらい)
そのためコーヒーとしては高いですが、手に入る値段になっているのです。
コピ・ルアクを買う際の注意点
コピ・ルアクを購入する際に気をつけないければいけないことが1つあります。
それは、せっかく飲むならば、きちんとしたものを買ってほしいということです。
コピ・ルアクだけではありませんが、大抵の高級豆には袋の中の数パーセントしか高級豆が入っていないブレンド品としてパッケージされたものが多々あります。
例:コピ・ルアク5パーセント、他の豆95パーセントのようなもの。
こういったものは購入しないようにしましょう。
好きで買うなら良いのですが、これを見て購入する方は豆の風味や味わいに期待しているはず。
きちんとした味わいを楽しむためにも気をつけましょう。
本記事のまとめ
最後に本記事のまとめです。
概要をざっくりまとめましたので、確認用にどうぞ
世界一高級なコーヒーであるコピ・ルアクはジャコウネコのフンから取り出されたコーヒー豆である。
ジャコウネコはコーヒーの果実のみを食すが、コーヒー豆となる種子は消化することができずフンとして排出される。
消化の過程でコーヒー豆が絶妙に発酵されることで、美味しいコーヒーになる。
100g4000円程度、外で飲むと1杯3000~8000円ほどで誰でも飲むことが出来る。
本記事が参考になれば幸いです。