ロブスタ種やアラビカ種について特徴などしりたい。
コーヒー豆にはロブスタ種とアラビカ種があると聞きました。
ロブスタ種は美味しくないと聞いたことがありますが・・・どのように違うのでしょうか。
本記事の内容
ロブスタ種・アラビカ種の特徴を元コーヒー店員が解説します。
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ロブスタ種・アラビカ種の特徴とは?
みなさんが普段飲んでいるコーヒーに使われているコーヒー豆はおおよそアラビカ種とよばれるものとロブスタ種とよばれるものです。
コーヒーの広告なんかには「アラビカ種100%使用」と書いてあったりするのを見たことがあるかたもいるかもしれません。
本記事では、コーヒーの種類について解説していきたいと思います。
目を通していただければ、少しだけコーヒーに詳しくなっていると思いますよ。
アラビカ種って?美味しいコーヒーに使われる品種の特徴
飲料コーヒーの多くはアラビカ種という種類のコーヒーノキから取れた種子を使っています。
このアラビカ種のコーヒーがブラジルやケニア、インドネシア、コロンビアなど世界中で育てられ、生産地名で呼ばれ取引されているのが一般的。
つまりブラジルやハワイコナなんて名でコーヒー豆が売られていますが、おおよそ全てのコーヒー豆はアラビカ種なんですよ。
そして、アラビカ種が世界で消費されるコーヒーのおおよそ70~80%。
何故アラビカ種が使われるかと言いますとずばり美味しいから。
育った地域の影響を色濃く受け、甘みや酸味、香りなどさまざまな変化がつくことで差別化されコーヒーを楽しむことができているのです。
しかし、アラビカ種は気候や土壌、病害などにデリケートな品種のため育てられる地域が限られており、現在は多く世界中で消費されているが一般的に高級品である。
品質は高地で生産された豆の方が酸味・甘み・コクが出ているため高値で取引される高級品となる。
ロブスタ種は不味いコーヒー豆なの?
ロブスタ種はアラビカ種に比べて味わいや風味が劣ると言われています。
味わいとしては、苦味や渋みがあって麦のような香り。
しかし、栽培条件がアラビカ種よりも緩く、収穫量も多いことからいわゆるコスト削減的には有効な品種です。
そのため、安価なコーヒーであるインスタントや缶コーヒーに使われることが多い品種とされています。
アラビカ種が育てられない低層な地域でも育てられるため、アフリカやアジアで育てられることが多く、ベトナムがブラジルに続く第二位のロブスタ種生産国として有名である。
ロブスタ種が入った高級コーヒー?
ロブスタ種はあまり美味しくないコーヒー豆とされていましたが、エスプレッソに用いられることが増えてきています。
エスプレッソ特有の苦味・コクなどを表現するためにアラビカ種とブレンドして使っていることが多く、高級なエスプレッソにももちろん使われているというのが現状です。
もちろん使われるのはロブスタ種のなかでも高品質なものになりますが。
ネスプレッソのカプセルにもアラビカ種とロブスタ種のブランドでバランスを取っていることが明記されています。
ロブスタ種=安物コーヒーではないということを覚えておいてください。
コーヒー豆について、他に知っておきたいことは?
コーヒー豆の品種について知っておきたいことや豆知識などをご紹介します。
第三の品種リベリカ種とは
コーヒー豆の品種はアラビカ種とロブスタ種が有名ですが、リベリカ種という種類もあります。
リベリカコーヒーノキと言われる木から採取した種子がコーヒー豆ですが、世界ではほとんど流通していません。
全体の1%程度だそう。
理由としては、まずアラビカ種のコーヒーの方が美味しいから。
生育条件が割とゆるいそうですので、これからの時代もしかすると流通することがあるかもしれません。
当分はアラビカ種の独壇場でしょうが。
本記事のまとめ
最後に本記事についてまとめます。
この記事の内容を簡単に要約すると以下の通り。
世界で飲用されている70~80%のコーヒー豆はアラビカ種であり、これは他種に比べて美味しいからと言える。
ロブスタ種は生産の管理がしやすく、低コストで大量に生産できるため、インスタントコーヒーや低品質なブレンドコーヒーのかさ増しに使われる。
ロブスタ種は苦味と独特の香りが強く、ストレートで飲むものではない。
リベリカ種という種もあるが、アラビカ種には及ばないので、需要が殆ど無い
本記事が参考になれば幸いです。