手動コーヒーミル完全ガイド 選び方とおすすめを紹介【保存版】

手動ミルを探している人
自宅でも美味しいコーヒーを飲みたいので、ミルを買おうと考えています。
自動は大きいので手動のコーヒーミルを考えています。
注意点など知っておいた方が良いことや、おすすめの手引きコーヒーミルを教えてください。
バリスタネコ
本記事ではこういった疑問に答えます。

 

この記事を読んでわかること

  • 手動コーヒーミルの違いと知っておきたいポイントを分かりやすく解説します。
  • 手動コーヒーミルの選び方と注意点
  • 用途・予算に応じたおすすめの手動コーヒーミルを紹介

 

記事の執筆者情報

バリスタネコ
この記事を書いている私は、元コーヒー店員です。
自分でも所有している手挽き式コーヒーミルの選び方など基本情報を解説していきます。

 

 

 

手動(手挽き)のコーヒーミルの購入を検討すると、様々な種類がいろいろなメーカーから出ているので迷ってしまいませんか?

 

私自身、本記事を書く前に、手動のコーヒーミルを購入するため物色していたのですが、似たようなものばかりでとにかく数が多い。

 

何が良いものでどれが買わない方が良い商品なのかわからないですよね。

 

そこで、同じように迷える方向けに情報を整理してみました。

 

コーヒーミルを購入する際の参考にしていただければ幸いです。

 

手動コーヒーミルを選ぶときに知っておきたいこと

コーヒーミルを購入する際に知ってきたいのが、良いコーヒーミルとは何か、という点。

 

結論として、良いコーヒーミルとはずばり、挽いた粉のサイズが均一で微粉が少ないものです。

 

  • 粉のサイズがまばらだと・・・上手に抽出できず、味にバラつきが出てしまう。
  • 挽いたときに生じる微粉は・・・雑味やえぐみの原因になる。

 

上記のような抽出の仕組み上の理由です。

 

美味しいコーヒー豆の条件についても知りたいという方は美味しいコーヒー豆の条件とは?特徴などを解説の記事をチェックしてみてください。

 

知っておきたいのが、どんなミルを使っても微粉は発生しますし、粒の大きさも100%均一になることはないということ。

 

しかし、使うミルによって、同じ豆を使ってもコーヒーの味に違いがでるほど影響があります。

 

そのため、ミル選びはコーヒー満足いくコーヒーを飲むための重要な工程であることは間違いありません。

 

良いミルとは何か、という点はわかりましたでしょうか。

 

次は実際のコーヒーミルの選び方を解説していきます。

 

手動コーヒーミルの選び方と注意点

手動のコーヒーミルを選ぶときに次のポイントをはっきりしておくと選ぶのが楽になります。

 

手動コーヒーミル選びの4要素
  • 据え置き型かコンパクトタイプか
  • 用途(具体的にはエスプレッソに使うかどうか)
  • コーヒー関連メーカーのミルを選ぶ
  • どれくらいの予算をかけることができるか

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

 

据え置き型かコンパクトタイプ、どちらを選ぶ?

コーヒーミルには、据え置きタイプとコンパクトタイプがあります。

 

用途や好みに応じてまずはどちらを購入するか決めてしまうのがおすすめです。

 

特徴とメリットデメリットをまとめましたので、参考にしてみてください。

 

据え置き型
コンパクトタイプ
参考画像
特徴
独特のデザイン
サイズが大きい
コンパクトサイズ
メリット
インテリアとしてもgood
大きく設置式なので挽きやすい
複数人分の豆が一度に挽ける
コンパクトなので持ち運びもできる
各社力を入れていて高級品が多い
デメリット
大きいのでスペースをとる
据え置きと比較すると挽きにくい
1回に挽ける量は少ない。

 

バリスタネコ
ちなみに迷ったらコンパクトタイプをおすすめします。
しかし、大人数で使う予定だったり、インテリアとしても生かしたいのであれば、据え置き型を選びましょう。

 

ミルを使ってどんなコーヒーを飲みますか?用途から考える

 

ひとえにコーヒーといっても様々な淹れ方(抽出方法)があります。

 

コーヒーミルを買う際のポイントとして、次を意識して見てください。

 

抽出方法とコーヒーミル

  • エスプレッソ抽出・・・とても細かく挽く必要があるので、対応しているミルが必要
  • フレンチプレス(金属フィルター)・・・フィルターの目が粗いので、微粉はしっかり取り除きたい。
  • コーヒーマシンやハンドドリップ(紙フィルター)・・・特に気にする点はなし

 

バリスタネコ
エスプレッソ用のコーヒー粉は細かく挽く必要があり、高度な技術を要するため、相応の値段します。

 

コーヒーミルメーカーのを選ぶ(100均やニトリはダメ?)

 

コーヒーミルですが、コーヒー専門メーカー以外からも販売されています。

 

例えば、100均やニトリ、京セラ、金属加工メーカーなどが一例としてあげられます。

 

好みや予算の問題もありますが、個人的にはコーヒー器具専門(コーヒーミル専門)のメーカーが出しているミルをお勧めします。

 

コーヒー関係のメーカーが出しているものを選べばハズレを引くことは少ないでしょう。

 

バリスタネコ
せっかく購入するのであれば、安物買いの銭失いにならないようご注意を。

 

コーヒーミルに高いお金を出す価値はあるのか

 

最後のミル選びのポイントは値段です。

 

当然ですが、コーヒーミルの性能は値段と比例します。

 

では、価格による違いはどこに現れるのか?

 

簡単に言ってしまうと
  • 刃の性能・材質の違い
  • 挽いているときのミルの安定性(しっかりとした作りになっている)
に違いがあります。

 

バリスタネコ
上記の2つが良ければ良いほど、挽いた粉の均一性と微粉の少なさはもちろん、挽き心地や少ない回数と時間で挽けます。
ある程度良いものは選んでおきたいところです。

 

コーヒーミルの刃の違いとは?

コーヒーミルの刃について、少しだけ深堀りしておきましょう。

 

基本情報として、手動のコーヒーミルは臼式(コニカル式)という方法が用いられているのですが、臼の部分が金属の場合とセラミック場合があります。

 

特徴は次の表を参考にしてみてください。

 

金属式
セラミック
参考
メリット
切れ味が良いので、早く・きれいに挽ける
丸洗いOK
劣化しない
熱を持たない
デメリット
水洗いできない
経年劣化による刃欠けはある
切れ味は金属製に劣る
バリスタネコ
用途にもよりますが、家庭で使うのであればお勧めは金属製のミルです。

 

コーヒーミルの刃などについて、より詳しく知りたい方は、コーヒーミルの刃は金属とセラミックどっちがいいの?(準備中)をチェックしてみてください。

 

さて、ここまでミル選びのポイント4つを紹介してきました。おおよそ理解いただけましたでしょうか?

 

あとは気に入ったデザインのものを探すだけです。(デザインに大きな差はあまりありません。)

 

参考までに、おすすめのコーヒーミルを紹介していきます。

 

用途・予算に応じたおすすめの手動コーヒーミルを紹介

本記事ではコーヒーミルの選び方を紹介してきました、最後に用途別におすすめのコーヒーミルを紹介します。

 

  • 参考までにどんなのを選べばいいか知りたいって方
  • 選び方とかよくわからんって方
  • 面倒だから良いやつ教えてって方
などなど。ぜひここからチェックしてみてください。

 

以下の用途別におすすめを紹介しています。
  • 初心者向けおすすめ
  • おしゃれな
  • アウトドア、キャンプにもおすすめのコーヒーミル
  • なるべく安価なコーヒーミル
  • プロ御用達高級コーヒーミル

 

初心者向けおすすめ:TIMEMORE 栗子C2

とりあえずコーヒーミルを買ってみたいという方向けにおすすめなのが、TIMEMORE 栗子C2です。

 

こんな人におすすめ
 コスパの良いミルが欲しい  失敗したくない
ミルの価格帯 種類 ミル刃の種類
10,000円以下 コンパクトタイプ 金属(ステンレス刃)

 メリット

・中挽き・荒挽きのメインゾーンがきれいに挽ける
 一番使うところがしっかりしてます。

・高級感のあるコーヒーミル
 同価格帯のポーレックスに少し足すだけで高級感がアップ

・コストパフォーマンス最良モデル
 挽きやすさ・コーヒーの出来・価格帯すべてが高水準

 デメリット

・エスプレッソ用の細挽きはできない
 同メーカーのG1シリーズではできますが、倍以上の価格。

・耐久性に難あり?
 消耗品なので仕方ないですが、経年劣化で樹脂パーツ等が割れるなどあるようです。

 

バリスタネコ

高すぎず安すぎずの価格帯なので、入門用に良いと思います。

※私も買いました。

 

おしゃれなコーヒーミルなら:ザッセンハウス・ミル ラパス

コーヒーミルとしても魅力があるのは当然、プラスαでインテリアとしても魅力的なのがザッセンハウスのコーヒーミルです。

 

こんな人におすすめ
 インテリアとしても映える  据え置き式を探している
ミルの価格帯 抽出種類 ミル刃の種類
20,000円以下 据え置き式 金属製

 メリット

・とにかくおしゃれ
 ザッセンハウスは1867年創業起源のドイツ老舗メーカー。本物のコーヒーミルです。

・家族全員分の豆を挽ける
 豆受けは60gまで、約5人前の豆が挽けます。

・蓋つきなので、豆が跳ねない
 蓋がない据え置き式もありますが、豆が出たりほこりが入ったり。蓋つきがおすすめ

 デメリット

・結構大きい
 実物を見るとなかなか大きいです。置き場所は確保したい

・値段が高い
 デザインだけで選ぶなら、国産メーカーから4分の1程度の値段のものが出ています。

・掃除が大変
 据え置き型の宿命ですが、内部の清掃は大変です。

 

バリスタネコ
もし自宅にコーヒー器具を飾るスペースがあれば、置きたい一品です。

 

アウトドアにおすすめのコーヒーミル:ポーレックス コーヒーミル2

最近流行りのアウトドア好きの方や、外でも美味しいコーヒーを飲みたいという方はポーレックスのコーヒーミルがおすすめです。
こんな人におすすめ
 キャンプ・アウトドアに使いたい  シンプルなデザインが好き
ミルの価格帯 種類 ミル刃の種類
10,000円以下 コンパクト式 セラミック刃

 メリット

・コンパクト・省スペース
 電気ケトルより小さいサイズです。

・大人気のコーヒーミル
 直接抽出なので、洗い物も少なく効率的

・セラミック製なので水洗いOK
 掃除もしやすく、外でもガンガン使えます。

 デメリット

・本体がつるつるで持ちにくい
 挽くときに手が滑ります。(個人差あるようです)

・挽いた豆の質は・・・
 次に紹介するHARIOのコーヒーミルとあまり大差ありません

 

バリスタネコ
無骨な外見と洗って使える&コンパクトさがアウトドアにぴったりのミルです。

 

なるべく安価なコーヒーミルなら:HARIO(ハリオ) コーヒーミル セラミック スリム

まずはなるべく安価なモデルが良いという方は、HARIO(ハリオ)のコーヒーミルをおすすめします。

 

こんな人におすすめ
 安価なモデルを探している  国産メーカーが良い
ミルの価格帯 種類 ミル刃の種類
3,000円以下 コンパクト式 セラミック刃

 メリット

・安価
 価格相応の仕事はしてくれる。

・コーヒードリッパーで有名なHARIO社製
 信頼できるコーヒー関連で有名な国産メーカーです。

・セラミック製なので水洗いOK
 掃除もしやすいのでgood。

 デメリット

・耐久性に難あり
 樹脂パーツにヒビが入って破損するケースが多。長期使用は厳しいか。

・安っぽい
 値段が安価なので妥協せざる負えない。

 

バリスタネコ
予算がない方やとりあえず試したい方にはおすすめですよ

 

プロ御用達高級コーヒーミルなら:Comandante C40 MK3

プロ御用達、所謂一番良いコーヒーミルといえばCOMANDANTEのコーヒーミルです。

 

こんな人におすすめ
 最高のミルが欲しい方  美味しいコーヒーが飲みたい方
ミルの価格帯 抽出種類 ミル刃の種類
40,000円以下 コンパクト式 金属製(ニトロブレード)

 メリット

・特殊な金属刃で最もきれいに挽ける
 機械式よりもきれいに挽けるとの声も。

・小さな力で素早く挽ける
 作りが良いので力も必要なくコーヒー豆を刻むことができます。

・最上質
 小さくてもコーヒーの味わいに妥協なし、必須の蒸らし機能は搭載。

 デメリット

・値段が高い
 コーヒーミルにこの値段はプロの方かお金持ちでないと・・・

・売っていない
 定価は35,000円ほどですが、常に品薄。Amazonなどで並行輸入品が高く売られています。

 

バリスタネコ
質の高さ・高級感からコーヒーミル界のメルセデスベンツといえるのがCOMANDANTEのコーヒーミルです。

 

以上5つ紹介させていただきました。
参考になれば幸いです。
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