ブラックコーヒーで甘みを感じるといいますが、よくわかりません
どんなコーヒーを飲めば甘みを感じることができるか教えてください。
本記事の内容
- 甘いコーヒーの銘柄や特徴がわかる
- 甘いコーヒーの仕組みがわかる。
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甘いコーヒーはどれ?そしてなぜ甘いのか
コーヒーの味わいについては苦味、酸味、そして甘味という表現が使われますよね。
苦味と酸味は分かりやすいと思いますが、甘味と言われてもよくわからないな…という方は多いのではないでしょうか?
そんなあいまいなコーヒーにおける甘みですが、品種や品質によっては、ブラックコーヒーでも感じることができます。
今回はコーヒーの甘味について深掘りしていきます。
甘いコーヒーとされている品種
甘みを感じられるとされるコーヒーですが、産地(銘柄)から紹介します。
- モカ
- コロンビア
- ハワイコナ
これらは甘味が感じられるコーヒーとして一般的なものになります。
実際のところ、甘みのあるコーヒーとないコーヒーの根拠や違いなどは解明されておりません。
コーヒーの味わいはその土地の気候や土壌による影響が大きいとされています。
ちなみに、コーヒーの甘味にはチョコレート系、果実系などといった表現が使われます。
言葉の通り苦味と甘味、酸味と甘味が感じられるというわけです。
ちなみに上記でいうと、コロンビアがチョコレート系、モカやハワイコナなんかは果実系の甘みとなっています。
モカコーヒーについてはこちらの記事もどうぞ。
甘いコーヒーは焙煎と品質が重要
産地によってコーヒーの甘味が必ず出ているというわけではありません。
モカコーヒーはローグレードからスペシャリティコーヒーまですべてが甘いわけではないということです。
高品質なコーヒーをきちんと焙煎した豆で淹れたコーヒーでなければ甘味を感じることはできません。
甘味は、苦味や酸味に比べて微かな後味程度のものです。
雑味が多いと感じることができないため、品質が重要になってくるわけです。
甘みを感じてみたい、という方はコーヒーショップが焙煎したスペシャリティコーヒーを選ぶと失敗しにくいと思います。
甘いコーヒーはなぜできる?どのような甘味なのか
苦味・酸味と合わせて、甘いコーヒーがあるということは掴んでいただけたでしょうか。
次になぜコーヒーは甘いのか、そしてどんな甘味なのかについて、ご紹介していきます。
甘いコーヒーのメカニズムとは
甘いコーヒーは砂糖入りのコーヒーやココアのような甘味を感じることができるのかと言われるとそうではありません。
ふんわりとした甘味、例えるならお米の甘さのようなものを感じることができます。
コーヒーの甘みについては、生豆の成分の多くが糖類(多糖類)で構成されていることが理由の一つです。
糖類多めの生豆を焙煎すると、カラメル化などの化学反応が起こり、甘み・複雑な味わいになるのです。
実際のところコーヒーの味わいは科学的にきちんと証明されているわけではないそうです。
あくまでもさまざまな理論、法則から見出されるものと言えるでしょう。
甘味と苦味そして甘味も感じられる不思議な飲み物、それがコーヒーなのです。
コーヒーの甘みは後味のふんわりとした甘さ
コーヒーの甘さはどのような甘さなのでしょうか。
コーヒーの甘さは後味がふんわり香る程度の甘さです。
そもそもコーヒーの味わいは基本苦味と酸味です。
これらに比べると甘味はごくわずかなものとなっているんですね。
例えばお米なんかも甘いという表現を使いますが、砂糖のように明確に甘いわけではないですよね。
お米の香りの中に噛んでるとふわっと甘味を感じられるというのはわりと経験があると思います。
高品質なコーヒーを飲んでみると同じようなことを感じられると思いますよ。
甘いコーヒーならブラックでも飲めるかも?
ブラックコーヒーやコーヒー自体が苦手な方もいらっしゃいますよね。
しかし、高品質な甘さがあるコーヒーであれば飲めると思います。
甘味のあるコーヒーはその分酸味や苦味がマイルドであることが多いです。
そのためコーヒーの苦味が苦手という方にもおすすめできます。
ブラックは苦手・・・という方も甘みのあるいいコーヒーが手にはいたら、一度ブラックで飲んでみてはいかがでしょうか。