ドリップポッド検討中の人
UCCドリップポッドに興味があります。
良いとこや悪いとこ、他との違いなどいろいろ教えてほしいです。
この記事を読んでわかること
- UCCドリップポッドについて特徴やデメリットがわかる
- UCCドリップポッドと他のコーヒーマシンとの比較情報がわかる
- UCCドリップポッドのお得な購入方法がわかる
この記事を書いている私は、元コーヒー店員で実際に今もドリップポッドを愛用しています。
情報量が多いので、長めの記事になっていますが、読んでいただければ、あなたがドリップポッドを使うか否か判断できるようになっています。
ドリップポッドとは?
ドリップポッドは日本でおなじみのコーヒーブランドである、UCC上島珈琲が販売しているカプセル式コーヒーメーカーです。
詳しいスペックなどは公式サイトを見ていただくとして、ざっくり特徴をまとめると、以下の通りです。
- ドリップポッドはカプセル式コーヒーメーカー。
- プロの抽出技術を再現、自宅でもボタン一つでプロのコーヒーが楽しめる
- コーヒー豆はカプセルで密閉。いつでも挽き立てと同等の味わいでコーヒーが飲める。
- 世界中の豆を使ったカプセルがあり、ブルーマウンテンやハワイコナなど高級ラインも。
- コーヒー以外にも紅茶や緑茶などのカプセルもあり。
- ドリップ式なので、抽出時もとても静か。
カプセル式コーヒーメーカーは、コーヒー豆が入った専用カプセルからコーヒー液を抽出するマシン。
少々割高ではあるが、1杯ずつの抽出・常に最高の抽出(※)が行える。
大量の抽出は苦手だが、丁寧な1杯を淹れることができるコーヒーメーカー。
(※)通常のコーヒーメーカーだと、計量誤りなど味わいに差が出てしまう。
次にドリップポッドの使い方を見ていきましょう。
ドリップポッドの使い方

ドリップポッドの使い方ですが、とてもシンプル。
- 水とカプセル・マグカップをマシンにセット。
- マシンに電源を入れ、抽出ボタンを押すだけ。
- あとは60秒でプロが淹れたようなクオリティのコーヒーが完成。
片付けもカプセルを取り出し捨てるだけ。面倒な掃除等はなし。
ドリップポッドのカプセルを深堀り
公式サイトより引用
ドリップポッドで抽出するコーヒーの味わいの秘訣である、カプセルについてもう少し深掘りしていきます。
- ドリップポッドのカプセルは何種類ある?
- カプセルの価格はいくらくらい?
- カプセルはどこに売っているの?
それでは解説していきます。
ドリップポッドのカプセルは全18種類発売中
2021年9月段階でドリップポッドのカプセルは、17種あります。
コーヒーはすべてブラックコーヒーなので、様々な味わいがあるということになります。
14種もあれば、好きな味わいが見つかるはずです。
ドリップポッドのカプセルの特徴ですが、限定品が出てくるのが印象的。
スペシャリティコーヒーは黒い箱
特にスペシャリティコーヒーの類は貴重なものなのか、期間限定(数量限定?)になっているようです。
カプセルの価格は1杯78円から
ドリップポッドのカプセルの価格ですが、1箱あたり933円(公式ネットショップです。
内容量はすべて12個入りのため、1杯あたり78円という計算に。
Amazon等では、もう少し安く売られていて、1杯あたり60円くらいに抑えることも可能です。
どちらにせよ、カプセル式コーヒーメーカーのカプセル価格としては平均的なライン。
またドリップポッドではハワイコナやブルーマウンテンなど高級コーヒーの取り扱いもあるのが特徴。
ちょっと贅沢なコーヒータイムを過ごすことも可能となっています。
参考までに、ドリップポッドのカプセル価格を表にまとめました。
|
公式サイト
|
amazon等
|
1杯あたりの価格差
|
リッチブレンド(安価)
|
933円
|
734円
|
15円
|
ハワイコナブレンド(高級)
|
1,944円
|
1,593円
|
30円
|
イルガチェフェ
(スペシャリティ)
|
1,620円
|
取り扱いなし
|
ー
|
公式サイトは割高かも・・・。
おまけに公式のオンラインストアで購入した場合、送料が+580円かかる(5000円以上買い物した場合・サブスク利用者は無料)ので、よほどのことがない限りはなしですかね。
しかし、Amazon価格で見ると結構コスパ良し。
特に高級豆であるハワイコナなんかは結構安くなっていて、かえってお得感があります。
カプセルはネット通販で買うのがベター、一部店舗にもあるが・・・
ドリップポッドのカプセルのカプセルですが、以下の方法で手に入れることができます。
- 公式サイト(ネットショップ)
- Amazonなどの通販サイト
- 大手スーパー・家電量販店
かなり数は少ないですが、実店舗でも取り扱いがあります。
おすすめは、Amazonなどの通販サイトでの購入になりますね。
カプセル価格の項目でも触れましたが、Amazonでの購入が一番安いので。
同じカプセルなら安く手に入るほうが良いですよね。
購入可能な場所の紹介とおすすめの購入先を解説しています。
カプセル式ならドリップポッドをおすすめする理由
ドリップポッドですが、コーヒーマシンとしてはかなり魅力的でおすすめです。
理由は以下の3つになります。
- プロのドリップをマシン徹底再現、喫茶店の味わいが自宅で。
- 市販のコーヒー粉も使用可能
- アイスコーヒーモード・濃いめモードでお気に入りの味わいに
詳しく解説してきます。
プロのドリップをマシン徹底再現、喫茶店の味わいが自宅で。
ドリップポッドはドリップ式という抽出方法が用いられています。
ドリップポッドは抽出技術にこだわっていて、コーヒーのプロが手作業でやっているような抽出をマシン一つで行うことができます。
抽出時もとても静かで、喫茶店で飲むような優しい味わいのコーヒーをボタン一つで淹れることができます。
バリスタネコ
1杯ずつ丁寧に抽出するので、一人暮らしの方など、少人数で使うのにおすすめです。
関連記事【UCCドリップポッド口コミレビュー】一人暮らしの方におすすめしたい3つの理由【無料あり】
カプセルだけでなく、市販のコーヒー粉も使用可能
コーヒー粉を入れる容器が付いている
ドリップポッドでは、コーヒーカプセルだけでなく市販のコーヒー粉も使用することができます。
本来カプセル式コーヒーマシンは専用カプセルでのみコーヒーを淹れることができるのですが、
ドリップポッドは通常のコーヒーメーカーの機能も持っているというわけです。
一台で2台分の働きをしてくれる優れものです。
関連記事ドリップポッドで市販のコーヒー粉を使えるって本当?
濃いめモード搭載、お気に入りの味わいを再現可能(DP3)
真ん中が抽出モード
最新機種DP3のみの機能ですが、抽出の際に濃さを変えられるモードが搭載されています。
抽出の際に、お湯を注ぐ工程・蒸らしの工程に時間をかけることによって、
味わいの濃いコーヒーを淹れることができる仕様です。
この機能のおかげで、より自分好みの味わいを探究できるマシンになっているということになります。
カプセル式は味が一定であるところが、長所でもあり短所でもあります。
自由に味わいをコントロールできるのは他社にはない画期的な機能です。
ドリップポッドのデメリットも解説
優れた機能が多いドリップポッドですが、デメリットもあります。
- カプセルの種類が少なめ
- 公式サイトが割高
- 近場にカプセルは売っていない
ではデメリットを紹介していきます。
カプセルの種類は競合と比較すると少なめ
ドリップポッドですが、ライバルたちと比較するとカプセルの数が少なめです。
ドリップポッドは2021年現在18種。
一方他ブランドのマシンは30種以上のカプセルが用意されています。
※詳しくは本記事下部のマシン間の比較で解説。
他のマシンは海外ブランドで規模が大きく、ドリップポッドは国内品なので仕方ないかもしれません。
ドリップポッドはカプセル数が少ない代わりにコーヒー粉を使用することができます。
コーヒー粉の種類は星の数ほどありますから、
手間をかければたくさんのコーヒーを味わうことができます。
よってあまり気にしなくていいかもしれません。
公式サイトのカプセル価格が割高
カプセル式コーヒーマシンと切っても切れない関係なのがカプセルの購入方法ですが、
ドリップポッド公式サイトのカプセルがなぜか割高仕様です。
本記事のカプセル云々の箇所でも触れましたが、圧倒的にAmazonが安いです。
ユーザーとしては、できれば公式サイトが最安値であってほしいところなんですけどね。
カプセルを購入する際はAmazonや楽天などで購入すると安価に購入することができます。
公式サイト限定のカプセルが欲しいときのみ、公式のオンラインストアを使用すればいいでしょう。
近場にカプセルは売っていないことも
ドリップポッドのカプセルですが、近所のスーパーなどには置いていません。
一部の大型スーパーや家電量販店のみで、購入が可能です。
カプセル式コーヒーマシンの中でもシェアNo1のドルチェグストはコンビニでもカプセルを購入することができることを考えると、デメリットでしょう。
近所に売ってなくても、Amazon等で取り扱いがあるので、ほとんど問題はありません。
都心部に住んでいれば注文の翌日に届きますからね。(地方でも数日で届くので心配は不要ですね)
ドリップポッドを使っている方の口コミ
ドリップポッド検討中の人
実際にドリップポッドを利用している方の口コミが知りたいです。
バリスタネコ
実際にドリップポッドを利用している方の口コミを紹介しますので参考にしてみてください。
ドリップポッドユーザーの声1:コーヒーが美味しくて感動
本当にコーヒーが美味しくて感動します
評価: 5
今まで自分でハンドドリップしていたのですが、正直こちらの方が味が安定するしクオリティも高いです!
ストロングモードで味の調整もできます
色々な産地の豆の個性や違いがちゃんと楽しめるのが驚きです!
カプセルだと手軽に様々なコーヒーを楽しめるのが素敵ですね
Amazonより参照
ドリップポッドユーザーの声2:初期のプラスチック臭が気になる
プラスチック臭が・・・
評価: 3.5
最初のプラスチック臭がなかなか取れませんでした。
対策としては飲む前に一杯分のお湯だけを抽出して捨ててからコーヒーを入れるとかなりマシになりますが、面倒です。
Amazonより参照
バリスタネコ
ドリップポッドだけでなく、どのコーヒーマシンでも初期のプラスチック臭に悩まさせることがあるようです。
ドリップポッドの不満解消について、【簡単解決】UCCドリップポットがまずいと言われる理由を元コーヒー店員が解説のページで解説しています。
最新モデルのDP3を使えば問題ないですが、気になる方はチェックしてみてください。
ドリップポッドの周辺アイテムをチェック
ドリップポッド周りのアイテムを紹介していきます。
なくても問題はありませんが、あれば快適なコーヒーライフを過ごせるでしょう。
今回紹介するのは以下の3つです。
- カプセル収納
- ミルクカップフォーマー
- コーヒーフィルター(別売り)
詳しく見ていきます。
カプセル収納アイテムはある?
カプセル式コーヒーメーカーでは、コーヒーカプセルをたくさん使うのでどうしても場所をとってしまいます。
そこで、どこのメーカーでもカプセル収納アイテムが発売されています。(公式・非公式それぞれありますが・・・)
ドリップポッドももちろん販売されています。
といった要望に応えています。(下記の画像が参考になります)
楽天市場より参照
ドリップポッド周りが華やかになりますね。
ミルクカップフォーマー
ミルクカップフォーマーはいわゆるミルク温めマシンです。
温めつつ器械によりかき混ぜるのでミルクフォーム(程よく泡立ったミルク)も作れます。
公式サイトなどで取り扱いがあります。
ボタンを押すだけでホットミルクフォーム、アイスミルクフォーム、ホットミルクが簡単に出来る。
専用のカップで泡立てたミルクに直接コーヒーをいれて、そのまま飲めるミルクカップフォーマー。
公式サイトより参照
コーヒーにはミルクが必須という方はあわせて検討するといいでしょう。
レギュラーコーヒーフィルターも別売りしています
アルミ製のフィルターです
もし、ドリップポッドを使う際に、コーヒー粉で淹れることを考えているのであれば、予備のコーヒーフィルターを買っておくことをおすすめします。
通常購入しても1つはついているのですが、毎回洗浄が必要になりますので、2個くらい持っておくとローテーションで使うことができます。
1個2000円以下の値段なので、使いまわすのがおすすめですよ。
ちなみにDP2とDP3で別々のフィルターを使っていますので、購入時はご注意ください。(値段は同じ)
ドリップポッドと他のマシンの比較・検討
カプセル式コーヒーマシンのドリップポッドですが、他のマシンと比較するとどのような立ち位置なんでしょうか。
他のマシンとあわせて検討している方向けに、情報を整理し比較できるようにしましたので、参考にしてみてください。
まず、簡単にポイントを表にまとめると以下のようになります。
ドリップポッドとドルチェグストを比較・検討
ドリップポッドとドルチェグストを比較する際にポイントとなるのが以下の3点です。
どちらが自分に合っているか比較してみてください。
では、それぞれ見ていきましょう。
カプセルの価格
ドルチェグストの場合カプセルの価格が1杯あたり62円からになります。
一方ドリップポッドは1杯あたり78円(Amazon購入ならもう少し安い)
よって、若干カプセルの価格がドルチェグストのほうが安いです。
カプセルの種類
ドルチェグストのカプセルの種類が約30ほど、対してドリップポッドは約20ほどと結構な差があります。
しかし、数の明暗を分けているのは、ブラックコーヒーではなくミルク入りのラテメニューといわれるものです。
実際ブラックコーヒーのカプセル数だとほとんど変わらないため、ブラックしか飲まない方は気にしなくてもいいかもしれません。
抽出方法の違い
一番大きな違いは抽出方法です。
ドルチェグストは圧力式と呼ばれる方法に対し、ドリップポッドはドリップ式といわれる方法をとっています。
圧力式とは
- コーヒーカプセルの内部に高圧でお湯を注ぎ抽出する方法
- エスプレッソマシンと同じような抽出なので、コクのある濃厚な味わいのコーヒーになります。
- 抽出音がそこそこうるさいという特徴もあります。
ドリップ式とは
- コーヒーカプセル内部にお湯を注ぎ抽出する方法。
- 通常のコーヒーメーカーやハンドドリップと同様の仕組みなので、コーヒーの味わいは喫茶店で飲むような味。
- ドリップポッドのドリップ式は、プロのハンドドリップを再現するため自動で蒸らし工程をやってくれる優れもの
バリスタネコ
ドリップポッドとドルチェグスト両方保有している私が、比較してみました。
ドリップポッドとネスプレッソを比較・検討
ドリップポッドとネスプレッソの比較ですがポイントとなるのは次の3つ。
ドルチェグストと同じようなところですね。(ネスプレッソとドルチェグストは兄弟マシンです)
こちらはわかりやすく表にしてみました。
|
ドリップポッド
|
ネスプレッソ
|
カプセル価格
|
78円~
|
90円~
|
カプセルの種類
|
19種類
|
30種類
|
抽出方法
|
ドリップ方式
|
圧力式
|
ネスプレッソのカプセルはすべてブラックコーヒーのものなので、コーヒーの種類でいうとネスプレッソのほうが多いです。
ドリップポッドとキューリグの比較
最後にドリップポッドとキューリグを比較します。
比較ポイントは次の2つです。
ドリップポッドもキューリグも抽出方法はドリップ式なので大きな差はありません。
カプセル関連だけ大きく差があります。下の表をチェックしてみてください
|
ドリップポッド
|
キューリグ
|
カプセルの種類
|
18種類
|
100種類以上
|
カプセルの価格
|
78円~
|
80円~
|
キューリグはアメリカでNo1シェアのコーヒーマシンです。そのためカプセルの種類もアメリカ規模。
100種類以上のカプセルがありますが、日本では販売されていません。(輸入品を使うことになります)
輸入コストもあるので価格もさらに上乗せあり。
100種類以上 あるカプセルをお目当てにキューリグを選ぶと割高で公開するかもしれません。
ドリップポッドのよくある質問集
ドリップポッド購入前に気になるであろうポイントをまとめました。
何事も購入前に疑問点は整理しておくことをおすすめしますよ。
質問1:ドルチェグストなど他のマシンと互換性はありますか?
他のマシンとの互換性はありません。
カプセルの形状が全く異なるため、入りません。
カプセル式コーヒーマシン間で互換性のあるものはありません。
ちなみにドリップポッドは互換カプセル(サードパーティー製)もありません。
関連記事≫ドリップポッドとドルチェグストに互換性はある?カプセルは使えるのか解説
関連記事≫ドリップポッドの互換性を徹底解説 他のマシンやカプセルはつかえるの?
質問2:マシンの違いを教えてください。
ドリップポッドのマシンはDP2とDP3が現在発売されています。
と考えてOKです。
最新機種のDP3には、ストロングモード(コーヒーの濃さ調整機能)がついており、味わいの幅を広げることができます。
よって購入するのであれば最新機種をおすすめします。
質問3:カプセルを自作できると聞きましたが・・・
カプセルの自作というよりも、ドリップポッドはコーヒー粉での抽出が可能となっています。
付属のフィルターにコーヒー豆を淹れてスイッチを入れると通常のコーヒーメーカーのような使い方もできます。
ドリップポッドの良い点ですね。
他のコーヒーマシンにはない優位性ですよ。
本記事のまとめ
長くなってしまいましたので、本記事について要点のみまとめました。
ドリップポッドの特徴とポイント
- プロのドリップをマシン徹底再現、喫茶店の味わいが自宅で。
- 市販のコーヒー粉も使用可能
- アイスコーヒーモード・濃いめモードでお気に入りの味わいに
ドリップポッドのデメリット
- カプセルの種類が少なめ
- 公式サイトが割高
- 近場にカプセルは売っていない